合同会社 twoACE

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✕ 藤井 利一

2024年3月22日

「リーチさん」の愛称で親しまれる藤井 利一社長。
医療的ケア等、専門性の高い介護の知識を得る資格として知られる"実務者研修"の教員免許、"実務者研修教員講習会"にてご縁があり、twoACEの立ち上げからご指導をいただき、大変お世話になっている起業家である。
「今日も絶好調!」と、自らを奮い立たせ、力学的な世界観で、多角的な視点から物事を捉えている。
たとえ39度の高熱が出たとしても、彼はきっとこう答えるだろう。「問題ない、今日も絶好調だ」と。

介護職員の処遇改善と資質向上を目指して

濵田)リーチさんが代表を務める、合同会社ヒューマンについて教えていただけますか?
藤井)訪問介護と訪問看護の2事業を運営しております。
濵田)奥様とされているんですよね?
藤井)そう、私が介護の管理者で、奥さんが看護師なので、看護の管理者ですね。とてもよく働いてもらってます。
濵田)仕事もプライベートもずっと一緒って、奥様と相当仲が良いですよね。
藤井)そうやね。(笑) まぁでも僕があんまり事務所に行かへんかな。よく奥さんに「あんたは相談せえへんやろ。報告だけやろ」って言われるけど、でもそれを割と「まぁしょうがないな」って認めてくれるから、好きなようにさせてもらってる。(笑)
濵田)うちも一緒です。僕も会社を急に辞めたんでね。(笑) で、独立するって言って、子供が4人もおるのに何も言わんとよくついて来てくれたなと。
藤井)大丈夫やと思ってはるんやろうね。というか、もうそう思わなしゃあないよね。(笑)
濵田)仕事に専念させてもらってるので、感謝してますね。
リーチさんはご結婚されて、そのまま会社を設立されたんですか?
藤井)いや、結婚した時はそれぞれ別の職場で働いてた。奥さんは病院で働いてたし、僕は伊丹の訪問介護事業所で働いてた。
濵田)独立するきっかけはあったんですか?
藤井)やっぱりそこの職場におっても、今後お給料が増える見込みはないよなって感じて、じゃあもう一人でやるしかないなって。独立するのは結構前から考えてたけど、給料をいらえるのは、結局社長になるしかないねんな。
濵田)僕もダブルワークしてたんで、自分の体だけで稼ぐのは、もうこれ以上無理やなって思いましたね。
藤井)まぁ夢がないというか…(笑)
濵田)でも切実な問題ですよね。
藤井)まぁ自分が介護の仕事に就く前から思っててんけど、一番何がやりたいかって言ったら、「介護職員の処遇改善と資質向上」。それだけ。お給料も質も上がって、世間から「介護の仕事っていいな」と思ってもらえたらいいなと。
濵田)やっぱりそれには仕事を楽しめないといけないですよね。
藤井)楽しみ方っていうか、苦労の仕方を間違えてるっていうかね。それは、いつも振り回されてるのは"自分の感情"やから。例えば「こんなお客さんしんどいねん」じゃなくて、"しんどいと思っているあなたがおる"っていう事に、あなたが気付けへんかったら、いつまで経っても"しんどい"は付き纏う。
濵田)愚痴が多くなったりしますもんね。
藤井)そうそう、だからうちの会社は、職員と飲みに行っても「このお金は経費で出てるから、そのお金はお客様からいただいてるから、愚痴は禁止やで」って言ってる。だから愚痴は言わせへん。(笑)
濵田)では、リーチさんにとって介護とはなんですか?
藤井)サービス業です。人と相対する職業は、全部サービス業やと思っています。僕は、元々配送で営業をやっていて、それが介護保険制度が始まる前やから、その頃は福祉をやってる人の方がなんとなく立場が上やってん。"利用者さん"って言葉もまだない時代で、そこから介護保険制度ができて、利用者さんも職員も同等なんやでってなって、でも職員さんはもうずっと古くからやってる人ばっかりやったから、働いてる人がそれをわかるまでに15年くらいかかってると思うけど、僕は営業から来てたから、当初からその福祉の人が上って感じをずっと疑問に思っていて。だから僕は介護はサービス業やと思っています。
濵田)介護を始められたのはおいくつくらいの時ですか?
藤井)28歳くらいの時かな。
濵田)僕も27歳の時だったので同じくらいですね。独立されたのはおいくつの時ですか?
藤井)48歳くらいの時かな。
濵田)20年も介護をされてたんですね!えっ、リーチさんって今おいくつですか?
藤井)えっ、54歳。
濵田)ええええええええええええ〜!!!!全く見えないですね!少し上くらいかと思ってました。(笑)
やっぱりバイタリティが溢れてるので、お若く見えますね。

グローバリズムによる世界史とは

濵田)僕はリーチさんと実際にお会いする前から、絶対この人面白い!と思っていて。(笑) 実務者研修の教員講習会で、リーチさんのレポートだけ拝見させてもらっていて、その当時、安倍元首相の暗殺陰謀説を唱えてはったじゃないですか?
藤井)あぁ、あの真相を教えようか?
別にこれは信じなくてもいいねんけど、世界にはグローバリズムっていうのがあって、表の世界には出てこないグローバリストっていう人達がおんねん。
安倍さんも田中角栄もそうやねんけど、世界各国のトップは操り人形で、要はグローバリストに反抗した人達は皆殺されてんねん。
濵田)なんか、ケネディ大統領もそんなんでしたよね?
藤井)そう、あれはウォール街の金融資本家達に反抗したから殺されてん。そこから誰が殺した?とか、結局は有耶無耶になって、一旦は解決したようになるけど、真相は一緒。世の中は牛耳られてるから。
濵田)なんか…世界の闇ですね…。
藤井)お札なんかでも、新札を刷ったらアメリカに流れる仕組みがあるみたいやから。だから日本は、できたらお金の流通は全部デジタルにしたいんちゃうかな。全部把握できるし、困ったら金融封鎖もできるからね。
濵田)そう考えると、会社なんかでもそこだけの小さな世界で、上司に逆らったら飛ばされるとかってあるじゃないですか?社内の連絡ツールとかパソコンなんかでも、本社で管理されてたりしますもんね。
そこに世界の縮図があって、もっと大きな世界にもそういった事があるかもしれないですね。
藤井)僕は基本的にそういった都市伝説が好きやからね。(笑)
信じるか信じないかはあなた次第です!

濵田)いやぁ~面白いですね。では、今ご自身が力を入れている事はなんですか?
藤井)古民家のリノベーションです。空き家を買って、奥さんとリノベーションをするねんけどね。
最近岡山に家を買って、面白いのが、その購入価格の半分以上が山で、土地面積が70平米あるねん。
濵田)なんか、不動産の話になると急に社長っぽくなりましたね。(笑)
藤井)そうかな?(笑) まぁそれはリノベーションが奥さんの趣味でもあるし、僕は近い将来に大災害が起きるっていう都市伝説を聞いてるから、それの逃げ場というか、次の世の中の事をそれに気付いた人が託されてるんかなと思って。
だからドルも資本主義も終わるし、グローバリスト達の目標は国を無くす事やから。人口削減計画があって、コロナとか新型ウイルスを使ってワクチンで人を減らしていく。今年の冬からまた新たなウイルスが流行りだして、ワクチンを打ちなさいってなるけど、絶対打たない方がいいから。あんなんは肌感でわかるねん。それが一番大事。
濵田)なるほど。僕はワクチン肯定派否定派のどちらでもないんですが、コロナの時は興味があって、好奇心から一回打ちましたけど、副反応が物凄くて、ほんとに死にかけましたね。(笑)
藤井)もうワクチンなんかはビジネスとしてしっかり儲かってる所があるから、世の中の動きは、ビジネスでしかないから。
濵田)最近、「世の中は経営でできている」っていう本を読んだんですけど、仕事も世の中も全部「経営」で見ると、色んな視点から物事を考えられますよね。

人は自然とどう生きるか

藤井)濵田くんの今後の野望は何なん?
濵田)僕は、介護とか障害に対してタブー視されている事を、もっとオープンにしてポジティブに変えていきたいですね。
例えば、障がい者の性の問題とか。日本は海外と比べてまだまだ性教育が進んでなくて、食欲と睡眠欲と同じくらい性欲も当たり前の物なので、もっと性について関わった方がいいんじゃないかと思って。
障がい者自身の性に関してもそうやし、性被害についても無くしていきたい。それにはやっぱり性教育が必要やし、その理解も難しい人に対しても、周りがその人を守れる取り組みも必要だと感じています。
あとは、家族さんが内に秘めている事にもスポットを当てて、そういった悩みを解決していきたいですね。
藤井)なるほど〜。俺も例えば就労支援でスナックみたいな事したら面白いんちゃうかなとか思っていて。そこで働いてる人の家族さんを招いて、昼でも低価格でお母さん達が飲める場所を提供したらどうかなぁとか。家族さんにスポットを当てるのはいいよね。

濵田)リーチさんは休日はどのように過ごされてるんですか?
藤井)リノベーションやね。(笑) もう4月からは毎週岡山に行って畑をしたいね。
近い将来、資本主義経済が無くなる時代が来ると思ってるから、今後は生きる為に食べる物を作れる人間の方がいいかなと思って。災害も災難も起こるから。
濵田)そしたら今はその下準備をされているんですね?
藤井)そうやね。俺は社長をするよりも土地を耕した方が生命は喜ぶと思ってる。土と向き合うと、"もうこういう流れにしかならへん"っていう自然の道理とか摂理がわかるねん。肥料をあげたらすぐ芽は出るねんけど、人工的なもんじゃなくて、ほんまに土だけでやったら、時間はかかるけど芽は生えてくるねん。だから最終的に、人は自然と調和して、風を感じて、虫や鳥の鳴き声を聞いて自然を感じて、温度で季節を感じて、人間の感覚でわかる部分とか、今あんまり使ってない感性を磨くことが、人として生きる上で一番大事なことかなと。まぁ自然に行かなくても、社会でもできることかなとは思うけど。
濵田)それは、医療や介護にも繋がっていますよね。薬でも、体に入れたらその時はよくはなるじゃないですか。でも結局は自然治癒力を高める方がよかったり、介護でも"支援を受けないこと"が究極じゃないですか。
なんか僕らの仕事と相反することかもしれないんですけど、そこを目指すことがいいのかなと。
藤井)そうやね、理想はね。だけどお金を得て、家族はそれで安心したり、子供の教育とかお金でしか担保できへんもんがあるやん。だから経済活動が収縮していく中でお金を稼いでいくっていうのは、勿論それは全然、正しいとは言わへんけど、必要な事ではあるよね。

濵田)いやぁ〜深いお話をありがとうございました!
では最後に、リーチさん今日も絶好調ですか?
藤井)もちろんもちろん!(笑) 今日も絶好調です!(笑)
濵田)お会いした当初は、息を吐くように「絶好調!」って仰ってたんですけど、最近あんまり言ってくれへんから絶好調じゃないんかな?と思ってたんですけど、安心しました。(笑) リーチさんにとって、「絶好調」という言葉は何なんですか?
藤井)マインドコントロールやね。マインドセットでもあるし。
濵田)やっぱり、「いつも絶好調!」って思ってはるんですか?
藤井)いや…そんなに思ってなかったな…。(笑)
濵田)えっ!思ってなかったんですか!?(笑)




藤井 利一 Toshikazu Fujii

合同会社ヒューマン 代表
介護技能実習生非常勤講師
介護福祉士・介護支援専門員・そろばん3級・漢字検定3級・英語検定準2級
シャキメン(画家 窪田 望を応援する会)所属
近畿大学理工学部卒
伊丹准看学校中退
好きな言葉は「最後まであきらめちゃダメだ」(のび太君のセリフ)

2016年より、「ケアステーション ヒューマン」「訪問看護ステーション Human」を立ち上げ、兵庫県伊丹市を拠点に幅広く事業を展開する。
また、独特の文化や人の機微が必要な日本の介護を世界に広めるため、海外の方に向けて講師としても活動中。

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